介護施設の生産性向上

25年ほど前、父が病に倒れ、病院や介護施設を転々とたらい回しにされた経験を経て、
医療や介護施設での、質のバラツキに疑問を感じ、この分野での品質マネジメントには興味を持ってきました。
施設によっては、家族の立場で、ホットしたり、疑問をもったりすることがままありました。
例えば、ホットしたポイントのひとつに、
“床づれ防止のための体位交換支援”がありました。
ベッドの横に、体位交換の予定と、それを予定に従って行ったこがわかる手作りの管理道具。
当時、床づれの知識などなく、体位交換の重要性などに、到底気は回らずの自分にとっては、
「なるほど」と頷けるものでした。
家族が病院に訪問した時点で、これの実施状況が分かる!
まさに、随時、必要事項が何かに対して、その実行状況が分かる仕組み。
これは、施設スタッフとともに、訪問した家族にとっても、ホット安心できるコミュニケーションツールでした。
これに加えて、
たまたま会った際の、スタッフとの挨拶と簡単なホウレンソウできる雰囲気。
加えて、定期的スタッフ・家族間のミーティング。
何よりも、施設とのコミュニケーションがホットさせるポイントだったように思いだされます。
世は、ますますの高齢化社会。
施設サービスのニーズは高まる一方、業界賃金低水準も手伝っての人手不足に、
介護施設の生産性向上が叫ばれています。
生産性向上支援を領域とする弊社では、この業界の品質・生産性向上支援にも取り組みたいところです。
介護施設の 生産性向上の狙うところは、
利用者とその家族の満足度向上
そして、働く人のやりがい、満足度向上  にあります。
厚生労働省では、昨今、介護施設生産性向上の必要性を鑑み、
製造業の生産性向上活動も参考にガイドライン、ツール類を整備しており、大変参考になるもとの思います。
介護分野における生産性向上ポータルサイト

これも参考に、凡そ次の改善活動に関わり推進の支援をします。
➀推進ステップ、推進体制準備
②現状把握
お困り事ヒヤリング、
業務体系、棚卸、日課、役割分担、時間量など
現場観察
③推進メンバーで課題抽出、優先順位、対策検討、推進スケジューリング
④推進と進捗
⑤評価、効果確認と標準化
⑥今後推進
また、主な改善策の着眼は
➀業務分担、スケジュール見直し
②整理整頓清掃
③事務手続き見直し
④見守り見直し
⑤情報共有化見直し
⑥上記に、テクノロジー(タブレット、センサー、介護ソフトなど)やロボット活用
など

介護施設の 生産性向上。
利用者とその家族の満足度向上
そして、働く人のやりがい、満足度向上 を目指して!

 

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